• HOME
  • 記事
  • ラジオ
  • いいまちおかやま 第33回 矢部久智(協同組合連合会岡山市表町商店街連盟 常務理事)

いいまちおかやま 第33回 矢部久智(協同組合連合会岡山市表町商店街連盟 常務理事)

RSKラジオで13:00〜16:00に放送中の「あもーれ!マッタリーノ」のコーナーに、協同組合連合会岡山市表町商店街連盟 常務理事 矢部久智様が出演されました。

ラジオ収録の様子

奥富アナ:<いいまち おかやま>このコーナーは、いいまち.jpの提供でお送りします。
この時間は岡山の歴史や芸術、衣食住に関連する活動や技術開発などで活躍する企業や人物にスポットをあて、岡山の魅力を発信していきます。

多賀アナ:はい。

奥富アナ:今日はですね、私たちのお顔なじみの

多賀アナ:まさにですね、表町でお世話になっています。

奥富アナ:RSKのサテライト、RSKラジオ本舗の斜めちょっと向かいにお店を構えてらっしゃいます。有限会社ソバラ屋、文房具屋さんの取締役でいらっしゃいます矢部久智(やべひさとも)さんにお越しいただきました。宜しくお願いします。

矢部久智

矢部様 :宜しくお願いします。

奥富アナ:いつも気軽に「矢部さんおはようございます!」とか挨拶しているんですが、この度、矢部さんお越しいただきました表町でも色々お役目がお有りになって。

多賀アナ:肩書だけあげていったら一時間で終わらないんじゃないの。

矢部様 :そんなことはないですけど(笑。お恥ずかしい限りで。

奥富アナ:色んな街づくりだとか、町おこしや街を元気にという活動を色々とお役目をお持ちで、今日はその中からいくつか。どんな表町での活動をなさっているか。2つほど。協同組合連合会岡山市表町商店街連盟常務理事でいらっしゃいまして、表町エリアマネジメント株式会社代表取締役でいらっしゃいます。ちょっと2つぐらいにしておきましょうか。表町に関連するところでいうとこういった感じかなというところなんですが。表町商店街連盟というのは、表町の商店街の皆々さまの……。

矢部様 :そうですね。表町って皆さん一括りで表町っていいますけど8つの組合という町内会みたいなもので、その連合組織なんです。私は全体の常務理事としてよく紹介させていただくわけですが、まちゼミなどの取組を取りまとめているってところですね。

奥富アナ:8つというのは順番に上之町、中之町、下之町、次は?紙屋町?

矢部様 :いやいや、一つ飛びましたね。大事な黒田先輩のところが。

奥富アナ:黒田さんのところですね、福岡屋さんがあるところ。えーと、栄町!栄町、紙屋町、それから。

矢部様 :西大寺町、新西大寺町、千日前。

奥富アナ:8つ。8ヶ町からできて、江戸時代にその基礎が作られているんですよね。

矢部様 :厳密にいうとですね、安土桃山になるのかなと思うんですけども、でもまあ江戸時代から400年をこえる、山陽道沿いに整備された商人街というか、そこが表町商店街の出発点ということになりますね。

多賀アナ:矢部さんの家も安土桃山時代から。あの辺にあるんですか。

矢部様 :うちはね、まだ若いんですよ。江戸時代(笑

奥富アナ:若くないですよ!全然。

矢部様 :天保三年、1832年っていうふうに聞いていますので189年目ぐらいになっていると思います。

奥富アナ:天保だって……天保の改革。水野忠邦の。最初はなに屋さんだったんですか。

矢部様 :最初はね、お化粧品なんかの製造とか販売をして岡山城に届けてたんだよって話を聞いています。

多賀アナ:お姫様とかに?

矢部様 :まぁ、お姫様かはわからないですけど。その後は、今でいう、タオル屋さんですね。染手ぬぐいとか、さらし木綿とかっていう、そんな絵も残っているので。で文房具屋さんになったのは戦後ですね。空襲でほんとに全部燃えてしまってなにも残らなくなって、それから文房具屋さんにうちは変わったんだよって話を聞いています。

奥富アナ:絵が残っているんですよね。

矢部様 :明治初期の絵なんですけど。

奥富アナ:明治初期は最近のように思ってらっしゃる笑

矢部様 :空襲で燃えたので、なにも証拠がなくて、こうなんですよって言うけども、何か証拠があるのっていわれると中々……

奥富アナ:そんなこと誰も言いませんよ笑。
矢部さんはずっと、ご出身も表町で?

矢部久智

矢部様 :僕はね、通いだったんですけど。僕の話をすると、僕の叔母がソバラ屋に嫁いでいった関係で、僕の親父はやんちゃだったんですね。こいつを他に就職ると大変なことになるから、お前は叔父夫婦のところに修行に行きなさい、勉強しなさい、ということでソバラ屋に勤めるようになったようです。で、叔父と叔母に跡取りがいなかったもんですから、これは僕がしないと、店はなくなるんだなと思って「じゃあ、僕、手伝います」っていうことで、ソバラ屋の後を継がせてもらっています。

奥富アナ:じゃあ、よかった、お手伝いにいって。やんちゃなお父様。

多賀アナ:やんちゃなお父様はお元気なんですか。

矢部様 :元気ですね。勝手に引退しちゃいましたけど。多分いま、家で畑やってると思います。

奥富アナ:素敵!それを引き継いで今はソバラ屋のご店主で、奥様と一緒にお店をなさっているんですが、表町でのお役目なんですけどれども、岡山市表町商店街連盟というと、まちゼミ以外にも普段から色々と取組があるんですよね。

矢部様 :そうですね。各町内が趣向を凝らして色んなイベントをしてますけれど。年末の大抽選会を全体でやろうとか。夏には、今年もちょっと無理だろうかと思ってるんですけど、土曜夜市を皆んなでやったりとか、地域の方に親しんでいただける、そして我々商人も楽しみながら、少しだけ売上もできるような売出しをしてみたりとか、そういう事業を皆んなで「なにやるっる?どうやって皆さんに楽しんでもらう?」って、アイデアだしながら。

奥富アナ:ゴールデンウィークとか秋とかに、開催される大きな催しって、だって8つの町内会をまとめるって大変だと思いますよ。

矢部様 :正確にいうとゴールデンウィークと秋のイベントというのは岡山市さんが事務局をしてくださっているので、私たちはそこに意見を申し上げて、参画するみたいな感じですけど、取りまとめるいうよりも・・・。僕、いつも思うんですけど、この街「悪くなればいい」と思っている人は誰もいないと思うんで、それぞれがそれぞれのスタンスで、こんなことをしたらいいんじゃないということを提案して、お客様に実際に楽しんでいただく各町主催のイベントもあれば、スケールメリットを活かして全体でやるから盛り上がるんだよっていうものも、両方バランス取りながらやってるって感じですね。

奥富アナ:個性をそれぞれ活かしているから面白く、端から端まで行ってみようという雰囲気になりますもんね。

矢部様 :そうですね。

奥富アナ:なるほど。そういう立ち位置を保つ難しさもあると思いますけれども。難しいですよね?

多賀アナ:難しいよ。それを長年続けていらっしゃるわけでしょう。

矢部様 :でもね、これは先輩方からの知恵でね、長い歴史がある商店街ですから、先輩方が育ててきてくれたものを次の代によりよくバトンを渡すというか、それよりもやっぱり地域の方にね、喜んでもらって、楽しんでもらってなんぼっていう街ですから。

奥富アナ:そうですね。そして2つ目の表町エリアマネ―ジメント株式会社。これは会社ですよね。

矢部久智

矢部様 :そうですね。これね、やっぱり商店街ってイベントするのにも町内会費みたいなもので、販売促進費を皆んなで幾らか出しあってやっているんですね。でも残念ながら、これだけ景気が悪くなってくると……コロナ以前からそうですけど、シャッターが増えていくような中で、この皆んなのお金を集めて何か事業をするということには限界が来ている状況になってしまい。じゃあ、街そのものが稼ぎながら、収益を上げながら、それを街に還元するような仕組みを作らないと、街が維持できないなと思って、数名の仲間と一緒に街づくり会社を作ろうと。立ち上げました。

で、会社作ったけど、何で売上あげるの?収益をあげるの?っていうのを考えたときに、今、地域電力といって電気が自由化されていますから、これに着目しました。商店街ってアーケードだけで全体で年間1,100万円ぐらい電気代かかるんですよ。各お店でも小さいところだと3万ぐらい、大きいところだと何十万も電気代かかるので、これを協力していただける店舗には、地域電力の「表町でんき」に切り替えていただくと、皆さんのお店も電気代やすくなりますよと。まちづくり会社としては別に僕が良い服着て、良い自動車乗るわけじゃなくて、必要な経費を除いて収益は街にもう一回還元しますという取り組みです。今は、空き店舗も一つ購入して、これでもう少し先には実際の事業なんかにも、ここで稼いだお金が還元できるようにもなっていくのかなと。電気の小売をしながら上げた収益を街に還元する。そんな仕組みの会社を仲間と一緒に立ち上げました。

奥富アナ:立ち上げたのはいつですか?

矢部様 :令和とともにスタートって感じで。

奥富アナ:3年目ということですね。今は、その空き店舗を購入して稼働は始まっているんですか。

矢部様 :そうですね。そこに1テナント入っていただいて、コロナ禍ですが、開店の準備をしていただいています。

奥富アナ:何屋さんがオープンするんですか。

矢部様 :花屋さんでもないな、観葉植物を扱うお店です。

奥富アナ:素敵!商店街の中に?

矢部様 :商店街、アーケードからはちょっとだけ離れているんですけども。

奥富アナ:還元されるんですね。街に。

矢部様 :そうですね。不動産購入したけども、変な話ししますけど、家賃収入があれば、それも収益になるし。みたいな感じで。表町を元気にするためにやってるんですってことで、テナントさんにも理解をいただきながら。

奥富アナ:そうか、一つひとつの店が頑張っていればいいんだって時代じゃなくなってきている事かもしれないですね。

矢部様 :もちろんね、原理原則は一軒ずつが頑張っていこうなんだけど、でもホントに色んな時代の変化のスピードが早いので、中々ついていけないお店もある中で残念ながらシャッターを閉めざる得ないお店が増えている中では、街がなんとかして稼ぐ体制を作ろうということで、こういう取組や、街づくり会社にチャレンジしています。

奥富アナ:すごい!忙しすぎてソバラ屋にいられませんね!

矢部様 :いやいや、これね。そうするとお母ちゃんに怒られますから(笑。ほんとに街づくり会社、頑張らなくちゃいけないんですよ。商店街のことも頑張らないといけないんだけれども、親父に怒られてたのは「お前は何で飯を食っとんな」と言われたこともあり、本業は……全部本業なんですけど、本業はきちっと守りながら、皆さんの協力のもとで、なんとか維持できているという感じですかね。

奥富アナ:原動力はなんですか?

矢部様 :原動力は、やっぱり街が好きということでしょうね、表町が。ちょっとかっこいいことを言うとっていうとアレですけど、覚悟を決めたというか、僕やっぱこの街が好きだし、この街で……言葉を選ばず言うと、皆んな良くなれば良いと思うけど、それぞれちょっと方向が違ったりもするので、しがらみみたいのもあるんだけど、そんなのがある中でも、この街を・表町を元気にしたいというか、その思いですね。

奥富アナ:岡山の街の真ん中にいらっしゃるわけですけど、岡山ってどんな街だなというふうにご覧になってますか。

矢部様 :ポテンシャル、相当高いと思いますよ。色んな方が言ってますが、四国の玄関口でもあるし、交通の結節点でもあるし、このポテンシャルを活かせば、なんだってできるんだろうなという気がしています。なので、人口減少のこともあるし、商店街って本当に必要なのって話もありますけど、商店街っていうよりも岡山のポテンシャルはきっとあるし、それに伴って表町って街のポテンシャルだって高いので、これをなんとかもう一回地域の方に必要な街って思ってもらえるように近隣の方からも岡山って良いねって思ってもらえるように頑張っていきたいなと、そんな思いですね。

奥富アナ:中にいる人がね、やっぱり良いよ良いよって思ってくれないとね、私たちももっともっといいところをね。

多賀アナ:前向きな矢部さんと接するとこっちも頑張らんなきゃと皆んなを奮い立たせるインスパイアする力がありますよね。

奥富アナ:力が満ち満ちていらっしゃるので。本当、素敵なお話ですけどお忙しすぎてお体大切に。そして奥さんも大切に。

多賀アナ:一番大切ですね。まずは家族ですよ、まずはね。

奥富アナ:素敵な奥様でね。

矢部様 :家内もね、本当、RSKの皆さんにお世話になって。

奥富アナ:嵐の二宮くんが大好きで(笑

矢部様 :よく覚えていただいて(笑

奥富アナ:素敵な奥様、よろしくお伝えください。

矢部様 :ありがとうございます。

奥富アナ:このコーナーでは毎回ゲストのおすすめの一曲をご紹介しておりますが、矢部さん何にいたしましょう。

矢部様 :はい。ゆずの「栄光の架橋」を。

奥富アナ:いいですね。なぜこの曲を?

矢部様 :この曲、素敵だって以前はあまり思ってなかったんですけど、でも街づくりをどっぷりやっていくと、ある日、全国の街づくりの仲間とこの歌を歌ったときに、まさに僕らの気持ちを代弁してくれていると思って、皆んな大号泣で歌ったことがあるんですよ。酒飲んでね。それ以来この曲聞くとウルッとして。頑張ろうと思える曲ですね。

奥富アナ:では、矢部さんのおすすめの一曲、ゆずで「栄光の架橋」を聞きながら、本日のゲスト有限会社ソバラ屋の取締役、それから……色々ありますね。協同組合連合会岡山市表町商店街連盟常務理事、表町エリアマネジメント株式会社代表取締役、矢部久智(やべひさとも)さんでした。ありがとうございました。

矢部様 :ありがとうございました。


※本記事は、RSKらじお「あもーれ!マッタリーノ」内「いいまちおかやま」で2021年5月19日に放送された内容を再編成したものです。

出演者

協同組合連合会岡山市表町商店街連盟
常務理事
矢部久智様

ホームページ

http://omotecho.or.jp

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。