• HOME
  • 記事
  • ラジオ
  • いいまちおかやま 第35回 藤野広規(株式会社瀬戸内ファーム 代表取締役)

いいまちおかやま 第35回 藤野広規(株式会社瀬戸内ファーム 代表取締役)

RSKラジオで13:00〜16:00に放送中の「あもーれ!マッタリーノ」のコーナーに、株式会社瀬戸内ファーム 代表取締役 藤野広規様が出演されました。

ラジオ収録の様子

奥富アナ:<いいまち おかやま>このコーナーは、いいまち.jpの提供でお送りします。
この時間は岡山の歴史や芸術、衣食住に関連する活動や技術開発などで活躍する企業や人物にスポットをあて、岡山の魅力を発信してくコーナーです。

奥富アナ:今日は株式会社瀬戸内ファーム 代表取締役 藤野広規(ふじのひろき)さんにお越しいただきました。こんにちは。

藤野広規

藤野様 :こんにちは。宜しくお願いします。

多賀アナ:情熱的な顔をされてますね。

藤野様 :ありがとうございます。よく沖縄出身かと言われるんですが、バリバリ岡山県民です笑

多賀アナ:ギリシャ人みたいでね。

奥富アナ:岡山ご出身で、社長ですよね。お若いですよね。お幾つでらっしゃるんですか。

藤野様 :34歳です。今月35歳になります。

奥富アナ:瀬戸内ファームはどんな会社なんですか?

藤野様 :岡山市南区藤田を拠点に生姜を生産している会社になります。

奥富アナ:生姜に特化?

藤野様 :そうですね。オーガニックで生姜の生産をしているんです。

奥富アナ:藤野さんが興された会社なんですよね?

藤野様 :そうですね。会社自体は他県で設立した会社なんですが、事情があり途中で譲渡を受けて、岡山県に移転して始めた会社です。

奥富アナ:なぜ生姜に特化した会社を?

藤野様 :生姜という作物は、同じ場所で何度も育てると連作障害になり栽培ができにくくなる作物なんです。なので主要な産地の日本第一の高知県、第二位の熊本県も同様に連作障害に苦しんでいます。

奥富アナ:なぜ岡山で?

藤野様 :岡山県で農業に従事してから、どんな野菜を作るか決まってなかったんです。

奥富アナ:その前は、農家ではなかったんですね。

藤野様 :もともと、大工職人をしてまして、その後、体を壊して休養期間があったんですが、また体を使って仕事がしたいと感じて、色々と模索をしてたんですけど、その当時、若者があまり農家になりたがらないということが言われてまして、ただ国産の野菜を作る人がいなくなったら日本の人たちは日本の食べ物が食べられなくなるじゃないかということで、農家に魅力を感じたんです。
ただ実際に始めてみると、各県の主要な産地では、まだまだ元気にやられている方がたくさんいて、そういった方々と同じものを作ってもなかなか市場で評価されにくいという現実に直面しまして、ただ若者が参入して野菜を作るということに価値があると思いこんでいたんですが、実際にはたくさん物があって、お米なんかも余っていたりするので、同じものを作ってもしょうがないので、差別化を図る必要があるなと思って、いわゆる有機栽培、オーガニックと言われている農法を取り入れて、今まで作りにくかった物にチャレンジしようと。その代表格が生姜なんです。

奥富アナ:先程、連作障害もあるしと言われてましたし、ずっと置いておいて成るものとかだったら楽かなとか、そんな物ないと思いますが・・・。なぜ作りにくい生姜にチャレンジしようと思ったんですが。

藤野様 :作りやすいものは、よく農業の言葉で「豊作貧乏」という言葉があってですね、作りやすい年って誰でも作れるので、そうすると物が溢れて価格が下がるんです。せっかく沢山できたのに農家としては収入が下がるということがあって、作りやすい誰でもできることをやっていては同じ目にあってしまうということがあり、誰でもはできないないようなことをしないと成り立たないということです。

多賀アナ:すごい試行錯誤して勉強しないといけなかったですね。

奥富アナ:今まで流れだけでも、ものすごく考えていらっしゃるわけですよね。

藤野様 :7年試行錯誤しました。

奥富アナ:7年!?作るという最初の部分と、商品まで作っていらっしゃるんですよね。

藤野様 :そうですね。6次産業化の認定を去年の10月に受けまして、岡山初のジンジャーエールを作ろうと、飲食店向けにソフトドリンクメニューの中に岡山のジンジャーエールがあれば一回は飲んでもらえるんじゃないかなと思って、飲食店向けのプレミアムのクラフトジンジャーエールを作ろうと初めに作ったのがジンジャーシロップだったんです。

奥富アナ:まず最初の生姜は作物としてはうまく作れたんですか?

藤野様 :できました。一回目はできるんですよ。二回目、三回目、四回目となるとどんどん作りにくくなってしまって。

多賀アナ:不思議な食べ物ですね。

奥富アナ:その場合、どうするんですか?1年置いたらまたできるんですか?

藤野様 :通常は輪作期間といって5~6年は空けないといけないといわれています。

奥富アナ:高知や熊本は土や気候が適しているものがあるんですか?

藤野様 :生姜は水がすごく好きな作物なんですね。ただ水が溜まってしまうと途端に調子が悪くなってしまうというナイーブな作物ですね。

多賀アナ:藤田のあたりは育てやすいんですか?

藤野様 :それがですね、良くないんですよ。最初に条件の良い土地というのが借りる事ができなかったんですね。
最初は笠岡市役所の農林水産課にいったんですが、農業法人に譲渡を受けて始めるパターンがなくてですね、農家に研修制度で何年か勉強するとか、もしくは農業法人に就職して何年か経験があった後に、独立するとか、そういったパターンで新規就農の制度が用意されているんですが。私自身も簡単に考えていて農業ってそんなに難しいものだと思っていなかったんです笑

奥富アナ:若いからチャレンジできたところもありますよね。

藤野様 :知らないからできたんです笑

奥富アナ:それで試行錯誤して、できるようになって六次化して。今は、生姜として出荷するというよりは商品にして販売するのが主なんですよね。どちらで販売されてるんですか。

藤野様 :今は、天満屋さん、ワインショップ武田さん。6月20日からイオンモール岡山店の無印良品店。無印良品の東京の銀座店で販売してます。

奥富アナ:どういった名前で出すんですか。

藤野様 :岡山ジンジャーシロップという名前で。

奥富アナ:シロップということはこれをジンジャーエールにするには。

藤野様 :炭酸で割っていただいて、そのまま飲んでいただければ。

奥富アナ:パッケージもおしゃれですね。黒と赤がありますが、どういう違いがあるんですか。

藤野様 :甘口と辛口ですね。

多賀アナ:エジプトの壁画みたいでラベルもカッコいいですね。これ思い入れがあるんですよね。

藤野広規

藤野様 :そうなんです。瀬戸内ファームの業務はアナログな人海戦術でやっているので、そういった部分でエジプトのピラミッドが人力で作られたことに共感したことと、今の農業は機械化されていて手作業は割と少なくなっているんですが、瀬戸内ファームの場合は、機械設備がなかったのでほとんど手作業だったんですよ。考えていることは、次の世代の農業ということを視野にいれてやっているので、エジプトのピラミッドって緻密な計算でやっていることとリンクしていることと、輸出も目指していたので、エジプトの壁画って世界中の人達も知っているので、デザイン自体は今まで農家のおじいちゃんのおばあちゃんが商品化した野暮ったい感じからは変えたかったということです。

奥富アナ:今、30代だからできることが2つのボトルにこもってますね。今、農業を始めて何年目ですか?

藤野様 :今、7年目です。

奥富アナ:やってよかったですか?

藤野様 :まだわかりません。まだわからないんですが、ただ引き返すことはできないので、ゴールまではなんとしてもやっていこうと思います。

奥富アナ:若い世代の農業に興味ある方とか、新しいことを始めてみたい方とか、凄く勇気を与えてらっしゃると思います。

藤野様 :そういう姿をみてもらって、自分も農業やりたいなって思われるような存在にならないといけないですね。

奥富アナ:正直に色々と語ってくださるので、ものすごく好感もてます。ジンジャーエール飲みたいです。

藤野様 :今日、沢山もってきてますので。

多賀アナ:ありがとうございます!シロップをジンジャーエールにするのは、ちょっと垂らすぐらいですか?

藤野様 :大体、6~8倍希釈ぐらいですね。

奥富アナ:今後、この商品以外にも展開があるんですか?

藤野様 :はい。これから沢山でてきます。炭酸で希釈したタイプの炭酸飲料として8月ごろ目指して商品開発をファジアーノ岡山さんとコラボレーションして炭酸ジンジャーエールを準備してます。

奥富アナ:すごいですね。全然農業の世界を知らずに大工さんから入られて、展開すごく早くないですか。

藤野様 :早いです。駆け足でやってます。

奥富アナ:時々休んで、走り抜けてください。ご出演いただいた皆様にお伺いしてますが、岡山ってどんな街だとご覧になってますか。

藤野様 :岡山って街は自分にとって居心地のよい街で、他県に出ても必ずその日の内に帰るんです。帰らないと落ち着かないという、そんな街ですかね。知り合いでも転勤で岡山に来た友達がいるんですが、また転勤で他県に移動の辞令がでたら、退職して岡山に移り住んだ友達が何人もいます。それだけ岡山は居心地が良いと思います。

奥富アナ:のんびりしているなど色んな形容もありますが、そこから新たな物を生み出してくれる若い世代の皆さんがいらっしゃるのは岡山にいる我々もエネルギーをいただけたような気がします。それでは、このコーナー最後にリクエスト曲をいただいているんですが、なぜこの曲を?

藤野様 :この曲はですね、晴れの国おかやま24時間100キロ歩行というイベントがあるんですが、私自身5回ぐらいチャレンジして出てるんですが。毎回慣れることなく死にものぐるいでゴールするんです。そのゴール直前で実際に流れている曲なんです。曲が農業がよくリンクしているです。

奥富アナ:100キロ歩行と農業どっちが大変ですか。

藤野様 :農業の方が大変です!

奥富アナ:またスタジオに遊びに来ていただきたいと思います。本日は株式会社瀬戸内ファーム代表取締役藤野広規さんにお話をお伺いました。ありがとうございました。曲名はゆずで「栄光の架橋」です。ありがとうございました。


※本記事は、RSKらじお「あもーれ!マッタリーノ」内「いいまちおかやま」で2021年6月16日に放送された内容を再編成したものです。

出演者

株式会社瀬戸内ファーム
代表取締役
藤野広規様

ホームページ

https://setouchi-farm.co.jp

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。