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いいまちおかやま 第32回 柴佳宏(株式会社ナック 代表取締役社長)

RSKラジオで13:00〜16:00に放送中の「あもーれ!マッタリーノ」のコーナーに、株式会社ナック 代表取締役社長 柴佳宏様が出演されました。

ラジオ収録の様子

奥富アナ:<いいまち おかやま>このコーナーは、いいまち.jpの提供でお送りします。
この時間は岡山の歴史や芸術、衣食住に関連する活動や技術開発などで活躍する企業や人物にスポットをあて、岡山の魅力を発信していくコーナーです。今日は、株式会社ナック 代表取締役社長 柴佳宏さんにお越し頂きました。こんにちは。

柴さま:こんにちは。よろしくお願いします。

株式会社ナック 代表取締役社長 柴佳宏

多賀アナ:よろしくお願いいたします。

奥富アナ:笑顔で見守って頂いて、ちょっと緊張しました(汗)。

多賀アナ:包み込んでくれるような素敵な笑顔ですね。

奥富アナ:温かい眼差しで。

柴さま:ありがとうございます。

奥富アナ:株式会社ナックはどんな会社なんですか?

柴さま:実は私ども、ナカシマプロペラ、それと内田洋行さんという会社とのジョイントベンチャーで、今年29年目、来年30周年を迎える会社です。

多賀アナ:もうベンチャーと言えないくらい、長い歴史のある会社ですよね。

奥富アナ:確かに。

柴さま:もう岡山で30年間お世話になっておりまして、主に内装設計や空間インテリア設計、そして学校など新しくできる教育機関へのご支援や提案がメインの活動です。

奥富アナ:空間というと、主にオフィスのことでしょうか?例えば会社ですとか事務所ですとか。

柴さま:そうですね、働く場であるオフィス、それから官公庁をはじめに色々な施設がありますよね、そういった施設内の空間の設計を手掛けています。特に最近は働き方改革もあって、働き方の多様化と共にオフィスの作りも変わってきている、そうしたところに私どものデザインをご提案させて頂いたりしています。

多賀アナ:例えば、今は大学でも遠隔授業が増えているから、そうしたものに対応できる施設のあり方やデザインを提案されるんですか?

柴さま:そうですね、特に教育のあり方は大きく変わってきてまして。昔、私どもが学生だった頃は大きな教室で、先生が前に立って喋るのを眠い目をこすりながら筆記している。

奥富アナ:(笑)

柴さま:知識受講型とでも言いますか、そんな授業スタイルだったんですけども、現在はスマートフォンはじめ情報を受け取るツールが飛躍的に進化してますので、知っているということ自体はそれほど重要でなくなってきた。

奥富アナ:そうですね。

柴さま:むしろそうした知識や知恵をどういうふうに共有するかが大事になってきている。だから学校などの学びの場でも双方向の学習スタイルが主流になってきてるんです。

奥富アナ:ほおー!

柴さま:だから学校の教室も変わってきています。

奥富アナ:教育現場のあり方も変わってきてますけど、30年も経つとやはりオフィスの形も全然違ってきている、思いもしなかった変化があったりするんでしょうか。

柴さま:そうですね。まず、今の世の中って右肩上がりの成長ではないですよね。

奥富アナ:ないですね。

柴さま:たくさんの仕事をして経験を積んだり、たくさんの失敗をしてキャリアを重ねる、そういうストーリーがなかなか難しいので、上司や先輩も過去の経験則で若い方に教える、そうしたOJTがなかなか理にかなわない時代になってきているんですね。

奥富アナ:なるほど。

柴さま:最近はよく「New Normal」という言葉がよく使われるように、いろんな新しいスタンダードが出て来てるので、それぞれにあった形のご提案や、学校の教育のあり方、そうしたもののお手伝いをさせて頂いてます。

株式会社ナック 代表取締役社長 柴佳宏

奥富アナ:凄い…柔軟な頭を持ってないと、そんな時代の変化についていけないですよね。私なんか頭の中はまだ大教室のまんまでしたから(笑)。

柴さま:特に大学はどんどん変わっていってますよね。

多賀アナ:変わっていってますよね。

柴さま:小中学校も変わってきてますし、我々の仕事のスタイルも、当時は丁稚奉公と言いますか……

奥富アナ:働け働けという…

柴さま:長時間労働せざるを得ない時代でしたよね。パソコンだってまだなかったし、人海戦力でこなす時代でした。それはそれで、皆さんはキャリアを積んでいった訳です。
でも今は、そういう仕事のボリュームで成長するというシナリオは産業界には存在しないんです。

奥富アナ:へえー!

柴さま:ですから学生さんも、時代の変化にあった教育を身につけておかないと、社会に出てもキャリアとアンマッチになってしまう。中途で辞める人が多いのは、キャリアと現場が合ってないことが大きな要因なんです。

奥富アナ:なるほど!

柴さま:そういうことがないように、仕事も教育の現場もこれからはシームレスに繋がっていく時代になっていると思いますので、そのことをしっかり意識しながら仕事をしていきたいと考えています。

奥富アナ:社長、凄いですね。説得力もあるし話も上手!

多賀アナ:確かに、間違いなく時代が変わってきてるからついていかないと。昔の先生なら何年間も同じ教科書使って教壇に座ったまま「ウーアーウー」ってやってればよかった(笑)。

奥富アナ:今はもうそれはないって(笑)。

多賀アナ:それに比べたら今の先生は手が抜けない。

柴さま:抜けないですね。

奥富アナ:私たちの先生も抜かないで欲しかった(笑)

多賀アナ:多様性があるから、例えば言語の違う子にも対訳を全部つけるとか、パソコンがあればそこにも全部出さなければいけないとか、教える方も本当に大変です。

奥富アナ:多賀先生きちんとやってください(笑)。

多賀アナ:は、はい(笑)。

奥富アナ:柴社長の会社は何人いらっしゃるんですか?

柴さま:大きな会社ではないんです。13名の社員と、女性の敏腕デザイナーが1名、全部で14名。そこに色々とご協力して頂いている関連会社の方々、といったところです。

奥富アナ:ずっとこのジャンルのお仕事をされて来られたのですか?

柴さま:私は元々、先程お話しした内田洋行さんの社員だったんですが、37歳の時に岡山にご縁があって支店長として赴任しまして。もともとは東京の本社にいたんです。
それからナカシマプロペラさまとご縁がありまして、岡山で会社を立ち上げて頂いたんです。

奥富アナ:なるほど。

柴さま:ナック(NUC)の文字は、ナカシマプロペラのNと、内田洋行のUを合わせて、NUCと命名して頂いたんです。

奥富アナ:言ってみれば、柴さまがいらっしゃったから会社を作りましょうってことだったんですよね。

柴さま:私が赴任した37、8年前は岡山も結構イケイケドンドンの時代だったんですけど、当時の商流がちょっとエンドマーケットから遠かったんです。やっぱり地元の方と組んで仕事をしていかないと地に足の付いた仕事ができないなと痛感してたんです。その時に運よくナカシマプロペラの中島会長とお会いして、会社を作って頂くご支援をして頂いた。
それから一時期離れたんですが、55歳の時に再び岡山に赴任して、以来これまで14年、岡山でお世話になっております。

株式会社ナック 代表取締役社長 柴佳宏

奥富アナ:こんなにニコニコされてるけど、できる社長さんなんですね!

多賀アナ:NUCで、Nはナカシマ、Uは内田洋行、Cは柴さんですね。

奥富アナ:Cは柴さんっておかしいでしょ(笑)

柴さま:コーポレーションのCです。

多賀アナ:あ、コーポレーションのC!でもこの際だから柴さんのCということにしましょうよ!

奥富アナ:そうですね、柴さんがいらっしゃったという部分も大きかったと思います。ところで柴さんはご出身は関西なんですか?

柴さま:もともと兵庫県西宮市なんですけど、転勤族でいろいろ回ってきたんです。中でも岡山は足かけ17年、一番長くお世話になっています。いろいろな街をまわりましたが、落ち着いて居心地が良いというか。大都会ではないですけど適度な緊張感もあって、文化的にもそこそこあって。単身赴任ですが友人もたくさんいますし、自分にとっては第二の故郷と言える街、ご縁があったことを本当に嬉しく思っています。

奥富アナ:経営者としての客観的な目から見た岡山の街はどうでしょうか?

柴さま:いろいろな街を回ってきましたが、岡山の人って、本当に岡山の魅力を感じていらっしゃるのかな、勿体ないなと思う時があるんです。私は他県の出身だから余計に岡山の魅力を感じてまして。

奥富アナ:はい。

柴さま:県民性かもしれないんですけど、非常に慎重で、いい格好をしないという。それがビジネスになると、逆に思い切った投資をされないので、短期間で見るとなかなか旨みがないところかもしれないんです。でもそれは理にかなってまして、決してお金がない訳じゃなくて、勝負する時にはきちっとするという。そういうところに私は親近感を感じてます。私どもの会社や私自身、恩返しというとおかしいですが、仕事の延長線上にそういう気持ちを持っていないといけないと思ってます。

奥富アナ:なるほど…

柴さま:以前、滋賀県に5年間いたことがあって、その時にあの有名な近江商人の「三方良し」の精神を叩き込まれたんです。そうして学んだ商売道徳みたいなものが岡山に来ても心に残っている。業績というのは常に良い悪いがあるけども、そんな時に一喜一憂しない。厳しい時も良い時も、地方との親和性と言いますか、この町でお世話になっている恩、そうしたものを常に心の隅に置いておこう。そうしないと短期的なものになってしまうと、いつも考えていました。

奥富アナ:素晴らしい話ですね。学びがある!

多賀アナ:なんだか授業を受けさせてもらってるみたい。

奥富アナ:ちゃんとした経済番組、しかも面白い経済番組。なるほどなあと思いながら伺いました。

柴さま:ありがとうございます。

奥富アナ:でも岡山県人としては嬉しい。

多賀アナ:嬉しいですね。

奥富アナ:今日伺ったような、自分たちの良いところをちゃんと見つめてないと、伸ばしていけないなって思いました。気づいてないところだってあるんですよね。

柴さま:岡山は素晴らしいところですよ。今はいろいろ、都市集中のことが問題になってますよね。地方分散の受け皿というか、コロナとか災害があったとき、首都圏一極集中、都市圏一極集中の問題が叫ばれますけど、まさに岡山は、地政学的に見てもベストな、すごく良い場所だなと思っています。仕事とは並行して、そういうお手伝いがライフワークになればと思っていますけどね。

奥富アナ:かなり話題になってますもんね、「岡山に〜」っていう。もっともっとお話が伺いたいんですが、あと1時間くらい…

多賀アナ:生き方についてもついていきたいような…

奥富アナ:本当ついていきたい…。

奥富アナ:今日は株式会社ナックの代表取締役社長、柴佳宏さんにお越しいただいています。やはりこの状況、コロナ禍の影響は大変ですか。

柴さま:そうですね。私たちはいろいろな方にお目にかかってお話を聞くのが仕事のスタイルなんですが、なかなかそれができる機会が少なくなりました。リモートでのセミナーの話もありますが、まだ少ない状況ですね。早くコロナが収まって、いろいろな方とお会いできる日が来て欲しいなと思っています。

奥富アナ:本当にそうですよね。今日は本当に素敵なお話、そして素敵な想いを聞かせて頂きました。株式会社ナックの代表取締役社長、柴佳宏さんにおいで頂きました。最後にこのコーナー、ゲストの思い出の一曲をお伺いしているんですが、どんな曲を。

柴さま:私たちの時代はサイモンとガーファンクルがすごく人気だったんですけど、その中から「明日にかける橋」。

奥富アナ:うわー素敵。

柴さま:これは珍しくガーファンクルのソロなんですね。彼のちょっとハスキーな声が、このバラードによく合ってて、落ち込んでる時や良いことがあった時に聞くと、また頑張ろうって気持ちになるんです。

奥富アナ:今の状況の中では本当にピッタリな、気持ちが晴れてくるような。

多賀アナ:応援ソングなんですよね。

奥富アナ:しかも社長は学生時代、グリークラブに所属されていたとか。

多賀アナ:あらまあ!本格的なんですね。

奥富アナ:よろしければご一緒に歌って頂けると(笑)。

柴さま:いえいえ(笑)

奥富アナ:今日は株式会社ナックの代表取締役社長、柴佳宏さんにおいで頂きました。ありがとうございました。

柴さま:ありがとうございました。


※本記事は、RSKらじお「あもーれ!マッタリーノ」内「いいまちおかやま」で2021年5月12日に放送された内容を再編成したものです。

出演者

株式会社ナック 代表取締役社長
柴佳宏様

ホームページ

http://www.nuc-ok.co.jp

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